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泌尿器科について
泌尿器科について
戦前の日本では、泌尿器科と皮膚科はいっしょになっていました。しかし、泌尿器科は外科的治療をすることがあるのに対し、皮膚科ではほとんどの場合内科的治療を行います。そのため、さまざまな矛盾が生じていました。
また、泌尿器科が扱う臓器は「下の病気、性の病気」というイメージが強く、陰の存在となり、どうしても皮膚科だけがクローズアップされて、泌尿器科自体はなかなか発達することができませんでした。
戦後になり、ようやくアメリカから近代泌尿器科学が入ってきたことにより、泌尿器科は一本立ちすることができました。とはいうもののまだまだ一般の方には、潜在的に「下の病気、性の病気」といイメージが根強いようです。
しかし、泌尿器とは、毎日食事をとるのと同様に、毎日排泄を行っている大切な器官です。高齢になれば自然に衰えてくる臓器であることを認識し、胃や腸の病気を扱う内科とまったく同じように、一日も早く泌尿器科に対する暗いイメージがなくなってほしいと思います。
泌尿器科と高齢化社会
医療技術の目覚しい進歩により、早期発見・早期治療が可能になりつつあります。これまで、死に至ってしまった病気でも完治することができるようになってきました。医療が進歩するのに比例して平均寿命も年を経るごとに延び続け、日本はいま、高齢化社会の一途を辿っています。そこで新たにクローズアップされてきたのが生活習慣病(成人病)です。
生活習慣病はほとんどの場合、年齢が増すことによって起こる身体の老化や、内臓の衰えから生じる症状です。なかでも泌尿器科は、近年、重要な領域として注目され始めています。
最近では、有名人が泌尿器科の病気で亡くなったことをマスコミが取り上げ、大きな話題をよんでいるようです。
小児科、内科、婦人科、外科などに比べると、泌尿器科はまだまだ一般的には、身近な存在ではないようです。
泌尿器科と聞いて、まず「性病」を思い浮かべる方もいるでしょう。また「なんとなく恥ずかしい病気」といったイメージを抱くかたも多いような気がします。特に高齢のかたの大半は、「どうしても恥ずかしくて病院に行けない」「尿失禁になってしまって、もう恥ずかしくて外出もできない」と独り悩んでいるようです。
しかし、泌尿器科の病気というのは、年をとれば顔にシワができたり、無理がきかなくなってきとりといったことが起こるのと同じことなのです。泌尿器科で扱う臓器が年とともに衰えて、さまざまな症状が生じることは、だれにでもある当然のことなのです。
泌尿器科の領域
泌尿器科の領域というのは、原則的には腹膜の裏にある臓器が全部含まれます。上から下に領域を見ると、まず腎臓の上にちょこんとのっかている三角形をした副腎。背骨の両側にひとつずつある腎臓。腎臓と膀胱をつないでいる尿管。恥骨の後にある暴行。尿道を包むような形で男性のみにある前立腺。膀胱から尿を排出する尿道。そして男性の性器となります。
男性の性器は、副性器といわれる精巣、精巣上体、前立腺と、性器である陰茎をいい、男性ホルモンを出したり、精子を作ったりしています。
たまに痔の方や女性が性器の病気で間違ってこられることがありますが、痔は肛門科、女性の性器は婦人科となりますので気をつけましょう。
泌尿器科では尿路系、尿を作り体外に尿を排出する臓器を多く扱います。尿は腎臓で作られ、尿道を通って膀胱にたまり、尿道を通って排出されます。
そこで泌尿器科の医師は、「水道工事屋さんだ」と言われることがあります。水源から蛇口までのルートを扱っているようなものなのです。
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