泌尿器科で扱う臓器:泌尿器科の基礎知識

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泌尿器科で扱う臓器

副腎

 排尿とは関係ない臓器ですが、腎臓の上にあることから「副腎」という名がつき、泌尿器科で扱う臓器の一つとして含まれました。

 この臓器はホルモンを作っているところです。ホルモンはむやみに分泌されるのではなく、下垂体と副腎はいつも一定のホルモンが分泌されるように、コントロールしあっています。(フィードバック機構が働いています)

 副腎の皮質からは、男性ホルモン、アルドステロン、コーチゾールなどのホルモンが分泌され、髄質からは、カテコラミン、ノンアドレナリン、アドレナリンというホルモンが分泌されています。

 このホルモンによって、身体の中の水分や電解質、そして特に血圧のコントロールを行っています。

 興奮したりするのも、この副腎で作られるホルモンが大きく関係しています。
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腎臓

 泌尿器科で扱う臓器の中で、一番大切なところです。

 この臓器は右と左に対照的に一つずつあり、ソラマメのような形をしていて、だいたいコブシぐらいの大きさです。解剖学的な理由から男女とも左の腎臓が少し上のほうにあります。また、腹膜の裏側で背骨と肋骨の間にあるため、腎臓の病気になると下腹部ではなく、腰背部のあたりに痛みがあります。

 一つの機能としては、腎臓にある細かい血管のかたまりの中を、1分間に1リットルもの血液を流して、血液の中にある老廃物や余分な水分を尿として漉し取り、血液をいきれいにしていることです。

 そして、もう一つの機能としては、人間の身体の60%は水分ですから、この水分のバランスをコントロールし、身体の一定の環境を保っています。尿という老廃物を出して絶えず身体の恒常性を保っているのです。

 もし腎臓がダメになってしまい、この働きが停止してしまうと尿毒症となり、死んでしまうことさえあります。

 さらに、腎臓からはレニンといわれる血圧に大切な物質を出してもいます。それによって、血圧がコントロールされているのです。ですkら、もし腎臓が弱ってしまうと、とたんに血圧のバランスが崩れ、血圧はどんどん高くなってしまいます。

 また造血作用に大切なエリスロポエチンというホルモンも出しています。
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膀胱

 恥骨の裏あたりにある厚い筋肉でできている袋が膀胱です。

 膀胱の内部には、両方の腎臓から出ている尿管二本の口が開いています。これを尿管口といいます。そして、膀胱にたまった尿を排出する尿道への口が一つあります。これを尿道口をいいます。

 膀胱は、尿管から下りてきた尿をためる貯水池のようなものです。たまってくると尿意を感じ、収縮して排尿します。排尿後の膀胱はしぼんでいますが、徐々に尿管から尿が流れてくるにしたがってまた膨らんできます。ゴムのように伸び縮みする袋なのです。
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前立腺

 男性だけにある臓器で、前立腺は膀胱から尿道へ移行する部位にあり、括約筋より膀胱側にあります。

 尿道を包むような形で、ちょうど前立腺の中を尿道がつらぬいています。その結果、尿をもれにくくするという尿道抵抗の作用があります。

 前立腺肥大症や前立腺ガンになると、閉尿といって尿がまったく出なくなってしまう場合もあります。また、この臓器は、精液の一部を作っているところです。

 精液の三分の二は前立腺の後ろ側にある精嚢腺というところで作られますが、残りの三分の一を作っているのが前立腺です。
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尿道

 膀胱から尿を排泄するために必要なパイプを尿道といいます。また、男性の場合はには精液もこの尿道をとおります。

 女性よりも男性の方が長く、女性は3~4㎝ぐらい、男性は15~16㎝ぐらいのようです。

 このように、女性は男性よりも尿道が短いために、女性の方が尿失禁や膀胱炎などになりやすいようです。
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精巣・隠嚢

 副性器である精巣は、右と左に一つずつあり、一個の重さはだいたい10~14グラムです。精巣の横には精巣上体がついています。

 この精巣を包んでいるものを印嚢といい、男性にとってはとても大切な臓器です。

 精巣では、男性ホルモンを分泌しているほか、精子を作っています。また、精巣上体というのは、精巣で作られた精子を発育させる寝床の役割があります。精巣上体で育った精子は、輪精管というところを伝わって、最終的に前立腺、精嚢腺のところに入ります。そして、この精嚢腺のところで袋にたまり、精液と精子が混じって射精されます。

 たとえば、精液がビール1本ぐらいあるとすると、精巣上体から輪精管を伝わってきた精子というのは、茶さじに一杯か二杯ぐらいしかありません。つまり、精子は精液に比べものすごく量の少ないものです。
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