腎臓について:泌尿器科の基礎知識

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腎臓について

腎臓について

 泌尿器科でみる副腎には、ホルモンの分泌がさかんになってしまう病気と、ホルモンの分泌は正常でも、明らかに副腎に腫瘍がある病気とがあります。

 これは、手術によって治すことができるものです。

 副腎には髄質と皮質があり、それぞれ分泌するホルモンが異なります。このホルモン分泌の異常は、分泌する細胞の異常によっておこります。

 代表的な病気としては、皮質に異常があるクッシング症候群、原発性アルドステロン症、そして髄質に異常のある褐色細胞腫です。
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ホルモンの異常分泌による病気

クッシング症候群とは、コーチゾールと呼ばれるホルモンが過剰に分泌されて、身体にいろいろな症状が出てくる病気です。副腎が原発と、下垂体の副腎皮質刺激ホルモンが異常に分泌するために起こる場合とがあります。まれに、副腎ガンでも起こします。
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クッシング症候群の症状

 症状としては、大腿部の筋力が極端に低下したり、顔がお月様のように丸くなったり、徐々に肥満になったり、腹部や大腿部の皮膚に肉われのような線が入ったりします。

 また、精神的にも情緒不安定になるのが特徴です。

 その他の症状としては、高血圧となったり、徐々に多毛になったりします。女性の場合は、乳房の萎縮や月経に異常が起こるなどといった男性化症状があらわれます。
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原発性アルドステロン症

 原発性アルドステロン症とは、副腎皮質の細胞から、強力な電解質の代謝作用をもっているアルドステロンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌されて、その結果、身体の中の電解質の異常を起こす病気です。まれに左右の副腎にできることがあります。

 症状としては、高血圧、頭痛、多飲多尿などです。

 多飲多尿によって、前立腺肥大症と同じように、夜間にちょこちょことトイレに行く、夜間頻尿が生じます。また、脱力感や筋力の低下、手足がしびれて麻痺するなどの症状も見られます。
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褐色細胞腫

 血圧をコントロールするアドレナリン、ノンアドレナリンを分泌する髄質の細胞に異常が大きく、分泌過剰になった病気です。

 手術で完治することができ、典型的な症状は高血圧です。

 甲上線に腫瘍の合併症がみられることがあります。

 症状は、なんといっても高血圧です。高血圧の程度に応じて、視力が衰えることがあります。同じ高血圧にも、急に血圧が上昇する発作的高血圧と、慢性的に高血圧の状態である持続的高血圧があります。

 発作的高血圧の場合には、頭痛、発汗、動悸などが起こり、頻脈、悪心、吐き気などが10分以上も続きます。そして発作後には、低血圧になり脱力感がきます。また、持続的高血圧の場合には体重が減少し、高血糖、てんかん発作などを起こします。
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腎盂炎

 膀胱炎にかかっているのに、恥ずかしいからと言ってほったらかしていて、こじらせてしまうと腎盂炎になることがあります。

 成人の腎盂炎は、急性腎盂腎炎と慢性腎盂腎炎との二つに大きく分けることができます。そのほか、子どものかかる腎盂炎とうものがあるので注意してください。これは、膀胱にたまった尿が腎臓に逆流する、膀胱尿管逆流現象によって起こることが多いのです。
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急性腎盂腎炎

 細菌による炎症が原因でなくなります。多くの感染経路は、細菌が膀胱から尿管へとのぼって腎臓に行くという「上行性感染」です。

 症状としては、腎臓が圧迫されたような痛み、高熱、吐き気などがあります。さらに、尿検査によって、尿に膿や細菌が混じっているのと発見することができます。また血液検査をおこなうことによって、赤沈の更亢進や血液中に白血球の増加が認められます。

 治療法としては、まず安静にすることがいちばんです。水分をい十分に摂取し利尿をつけて、細菌に有効な薬剤を投与します。もし経口的に水分がとれないときは、補冶といって点滴をおこないます。

 薬は細菌に有効な、ニューノロン剤、ペニシリン系、セフェム系、アミノゴリコシド系、モノバクタム系、そしてテトラサイクリン系の抗生物質の中から使います。
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慢性腎盂腎炎

 これは、尿路結石、前立腺肥大症、膀胱ガン、前立腺ガン、膀胱尿管逆流などの疾患にもともとかかっている場合に起こります。

 自覚できる症状としては、微熱ぐらいなもので、そのほかにはほとんど症状はありません。腎臓の機能の低下に伴って、むくみや貧血、高血圧などになったりします。

 その他、尿検査によって、尿に膿や細菌が混じっているのを発見することができます。これも、急性腎盂腎炎同様、安静が第一です。そして、抗菌剤をしようしながら、もともとかかっている基礎疾患の治療をおこないます。

 慢性腎不全になってしまった場合は、透析治療や腎臓移植が必要となります。
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