« 血尿の出方による症状の違い |
泌尿器科の基礎知識トップページ
| 体の症状による病気の見分け方 »
スポンサードリンク
尿の状態による病気の見分け方
尿の色
尿の色は、泌尿器科の病気を発見するのに、とても大切なものです。
最近では、健康な方でも尿の色を気にするようになってきたようです。でも、尿の色というのは、ちょっとした疲れや、食生活、水分の取り方によって日々変化するので、あまり神経質にならないようにしましょう。
尿が濁る
正常の状態での尿は透明感がありますが、尿路感染症の場合、細菌などが多量に侵入して、尿の中に白血球がたくさん出て、それによって尿が濁ってきます。
尿検査をすると、そのような性質の細菌か診断でき、その細菌に適切な薬を使って、治療をおこないます。しかし、気をつけなければいけないのは、結核菌です。結核菌は一般細菌培養検査をしても姿をあらわさないからです。
また、排尿時には透明だった尿が、時間がたつにつれて濁ってくる場合があります。これは、尿の中に含まれている塩類が、冷えて結晶となった状態です。これを塩類尿といいますが、病気ではないので心配はいりません。
冬などに、この塩類尿が見られる方も少なくありません。
尿が白っぽく濁る
これは、尿道、膀胱、腎臓などにばい菌が侵入して、炎症を起こしたときに見られることが多いのですが、まれにリンパ源が混ざっていることがあります。これを乳ビ尿といいます。
ばい菌によって炎症を起こすと、白っぽい分泌物が出てきます。これが尿と混ざって、白っぽく濁るのです。これを膿尿といいます。
この症状から考えられる病気には、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などです。
尿に黄緑っぽい膿が混じる
これも膿尿の一つですが、性病感染によって起こる症状です。
特に淋病にかかってしまった場合には、黄緑色の分泌物が尿道から出てきます。悪化すると、絶えずダラダラと垂れ下着を汚すこともあります。
尿が赤い
これは血尿によるものです。尿に血が混じるのですから当然赤くなります。
しかし、この血尿の赤い色にもいろいろあります。
まず赤黒くてちょうどチョコレートのような色をしている場合ですが、これは出血してから時間がたっている証拠です。つまり、膀胱よりも上の腎臓や尿管から出血があり、時間がたつにつれて、色が変化したことを示しています。
次に真っ赤な色をした鮮血が出る場合ですが、これは出血してまもないことの証明ですから、膀胱かそれよりも下の尿道に病気があると考えられます。尿に血が混じっている場合には、尿は透明感がなくなります。
また、まれに血尿の程度によって、肉眼では赤ではなく、緑色がかかって見えることもあるので、注意が必要でしょう。
このように血尿といっても、病気にかかっている臓器の場所や、その日の体調、食生活、水分の取り具合などによっても、いろいろな色に変化するので、ふだんからの注意がとても大切です。
また薬によっては、尿に色がつくことがあります。ビタミン剤を飲むと尿の色がより黄色くなり、便秘薬を飲むと赤くなるなどいろいろあります。
尿の色が気になり、泌尿器科にいかれる場合には、現在飲んでいる薬も持っていきましょう。
スポンサードリンク