頻尿について:泌尿器科の基礎知識

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頻尿について

頻尿

 頻尿とは一日に何回も尿意を感じ、ちょこちょことトイレに行くことは、うっとうしくやっかいなものです。

 頻尿と一口に言っても、一回の量が問題ですから、排尿時に気をつけて見てください。頻尿というのは、泌尿器科のさまざまな病気と関係があることが多い症状の一つです。
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一回の尿の量

 一日の尿の量というのは、冬場と夏場では夏のほうが汗をかいたりするので少なくなりますが、だいたい1000cc~1500ccといわれます。

 普通の健康な方の場合、一回の排尿の量は200cc~300ccぐらいですから、一日の排尿数というのは、5回ぐらいになります。

 もう7回も8回も行くというのは、すでに頻尿です。頻尿でも特に夜間頻尿はつらいものです。
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膀胱にたまる尿の量

 最小尿意といって、膀胱が尿意をもよおす最小の量は、100cc~150ccぐらいです。でも、われわれは実際に350cc~400ccぐらいまでは、我慢することができます。

 150ccで尿意を感じ始めてから、もう漏れる寸前という400ccぐらいまで我慢できるのです。

 もちろん個人差はあります。150ccたまると、もう尿意を感じてトイレに行く方と、300ccまで我慢してトイレに行く方がいるとしましょう。すると、前者は、一日に10回もトイレに行くことになります。

 それに比べ、後者は5回ですんでしまい、前者の半分の回数ですみます。

 一般的には、何か夢中になっていれば、300ccぐらいまでは十分ためられるわけですから、150cc以下の量で、ちょこちょこと排尿する方は、診察してください。
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頻尿と尿量の関係

 一日の排尿の回数が多いことを頻尿といいますが、この頻尿というのは、一回の尿の量が多いか少ないかが非常に大切な問題となります。

 頻尿は頻尿でも、一回の尿の量が多い場合と少ない場合では、まったく違う病気です。

 一回の排尿量が多い場合は、それほど心配はいりませんが、少ない場合には、早急に検診を受けてください。
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尿の量が多い

 量が多くて何回もトイレに行くという症状の場合は、それほど問題はありません。

 単なる飲みすぎが原因で起こるのが多いのです。

 必要以上の水分が身体の中に入れば、当然尿の量も多くなり、膀胱は尿をジャンジャン出します。その結果、頻尿ということになります。

 ですから、水分を控えれば、ほとんどの場合治ります。

 次に考えられることは、糖尿病が原因で起こることがあります。糖尿の方というのは、喉が渇いて水分をとりますから、腎臓が一生懸命働いて尿をたくさんつくります。その結果、頻尿となるのです。

 まれに、下垂体の病気で尿がたくさん出てしまう尿崩症という病気があります。
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尿の量が少ない

 1回の尿の量が50cc~150ccぐらいしか出ない、これが、いちばん病的な症状です。

 尿意の感じてトイレに駆け込んでも、50ccぐらいしか尿が出ないために、無理に尿を出そうとするとさっぱりしません。300ccぐらいたまってサーッと排尿したときと、50ccぐらいで排尿したときでは、まったく快感が違います。

 たとえば、検診のとき「尿をとってください」と急に言われ、がんばって取ることがあります。そうすると、何か後がさっぱりしない気がすると思います。これと同じような感じがあるのです。

 この症状から考えられることとして、もっとも多いのは、排尿してもまだ膀胱の中に尿が出きらないで、残ってしまっている状態です。これを残尿といいます。

 炎症がある場合は、膀胱の中はカラなのに膀胱が刺激されている状態ですから、排尿後またすぐに尿意を感じてトイレに行きたくなります。

 膀胱というのは、普通300ccぐらいにたまるわけです。ところが前立腺肥大症の場合、膀胱の中には常に、尿が何百ccか残っている状態なのです。

 たとえば、残尿が200ccあったとしましょう。すると、あと100ccしかためることができません。絶えず200ccは膀胱にたまっているわけですから、100ccたまるごとに尿意を感じてトイレに行くわけです。

 特に残尿が多い方の場合には、夜間頻尿といっても、もう夜、眠れないほど頻尿にトイレに行きたくなるつらい症状です。
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